2006年 05月 27日 ( 1 )

5月26日(金)雨 市民運動で悩んでいる若いみんなへ

「市民運動」というテーマで,京都精華大学の集中講義を引き受けて,3年目となる。ぼくにとって「市民運動」とは吉野川第十堰の13年間がそのすべてなのだが,たとえ第十堰という一つのテーマであっても長期間かかわると驚くほどもの(本質)が見えてくることがあり,逆に解決したように思ってもまた逆戻りしていることに気づいて愕然としたりする。
  市民運動は特別のことではなく,日常の人生の一こまである。しかしまちがいなくその人生は深みと輝きが加わる。市民運動は人のせいにしないのが作法である。なぜなら受け身でするものではなく自分の意思でするからである。自己責任の世界であり,いわば「道楽」と考えるべきなのである。「道楽」と考えると人を批判したり人のせいにしなくてすむ。
  仲間を批判し仲間どおしで憎しみあい疲れ果てて去っていき,残された運動はまるで修行僧が必死に悟りを求めるような孤高なものになっていく,こうなっては困るのである。
  ぼくが柄にもない講師を引き受けたのは,市民運動はもっとポジティブで新しい発見に満ちたわくわくするものであり,共感をひろげ現実を変えられるものであるということを伝えたかったからである。いや,吉野川はいまだ終わっておらず,悩みを抱えるぼく自身こそ,忘れ物を見つけさらにパワーアップするために,一番楽しみにしているのかもしれないなあ。
学外からの聴講も自由ということなので関心のあるかたはどうぞ来てください。

集中講義「市民運動ーわくわくする運動が奇跡を生む」
「徳島方式」と呼ばれた住民運動がある。なぜ数人から始まった運動が大きな共感を呼んだのか。これまでの運動とどこが違うのか。どんな可能性をもつのか。13年間のさまざまな人間ドラマをふりかえりながらいっしょに考える。時代に立ち向かう勇気とヒントを見つけてくれるとうれしい。

1「市民運動」それとも「住民運動」?
2 わくわくしない運動は本物でない?
3「長良川と柳川の物語」感動と教訓を生かす
4「専門家としろうとの論争」住民にとっての科学を考える
5「住民運動の新たな戦略」住民が国に立ち向かうには
6「第十堰住民投票の会の奇跡」住民運動の新しいスタイル
7「表の民主主義と裏の民主主義」公共事業と2つの民意
8「恐るべし勝手連」市民が政治を動かす方法
9 住民投票の成功からなにがうまれたか
10「緑のダム」市民の手で流域の将来像を作る
11「川の学校」本物の川と人のつきあいを作る
12 住民運動からこの国のカタチを考えてみる
順序やテーマ設定は変わることがあります。

6月24日(土)10時00分~16時30分
  25日(日)10時00分~16時30分
7月 1日(土)10時00分~16時30分
   2日(日)10時00分~16時30分

京都精華大学アクセス 京都市左京区岩倉木野町137
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by himenom | 2006-05-27 02:09