6月1日(木)晴 国土交通省四国地方整備局長 北橋建治様

国土交通省四国地方整備局長 北橋 建治 様             
2006年6月1日                                            
                                    NPO法人 吉野川みんなの会
                                    吉野川シンポジウム実行委員会
                                              連絡担当:姫野

                  説明会開催の申し入れ

さる5月23日付で発表された「吉野川水系河川整備計画の検討方針について」において、①流域委員会は設置せず②第十堰の検討は先送りにする,という方針が示されました。しかしながらこの検討方針およびその決定に至る過程には、以下のとおり重大な問題があると考えますので、速やかに説明会を開催し、下記の点等についてご説明をいただくようお願い申し上げます。

1  国交省(旧建設省)が「第十堰問題を含む吉野川における市民参加と対話の方法に関する『吉野川方式』を検討し提案する」ことを目的に設置した「明日の吉野川と市民参加のあり方を考える懇談会」の2001年3月24日付け最終提言は、「計画策定の各段階で市民参加を行い意思決定を段階的に積み上げていくしくみ」の重要性を強調し、それを総合治水・市民参加検討委員会(仮称)や吉野川流域協議会(仮称)としてまとめています。
  これは,国交省自身による,第十堰問題の反省から生まれた吉野川ならではの合意形成の新たなしくみであり,当然採用されるべきにもかかわらず,あえて今回の方針でこれを採用しなかったのはなぜか,県民にわかるようご説明頂きたい。

2  昨年12月、河川整備基本方針を決定した際、渡辺和足河川局長は「徹底した情報公開と住民参加で河川整備計画を作る」と約束しました。このため私たちは、計画の議論に先立って住民参加や合意形成のあり方を話し合う準備会を設置するなど、住民意見を十分反映できる仕組みを求める提言をし、繰り返し率直な意見交換を求めてきました。
しかしながら四国地方整備局は、2度の意見交換の場ではノーコメントを通し,いまなお,経過説明も情報開示もしていません。河川局長の約束はなんだったのか、いったい,「住民参加」と「情報公開」をどのように考えているのか,県民にわかるようご説明頂きたい。

3  流域の合意形成を図る上でもっとも重要なテーマのひとつが,審議会等の性格,運営,そして委員の人選です。ここでボタンを掛け違えるともはや取り返しがつかないことは,ダム審の教訓が示しています。このため前記最終提言も「委員の構成や選考基準,選考過程等に関する市民意見を集約し,できるだけ多くの人が納得できる選任方法を考える」べきと結論づけています。
  にもかかわらず,学識者会議の委員の人選と運営において,なぜこのようなていねいな方法がとられず,ダム審と同様,行政側の意向だけで決定してしまったのか,この学識者会議とはどんな役割を担うのか,県民にわかるようご説明頂きたい。

4  第十堰については、国土交通省(旧建設省)は、吉野川全域でもっとも危険と主張してきました。もし現在もそうだとすれば、可動堰計画の白紙後なんの安全対策をとることなく6年間も放置したうえ、さらに「抜本的な第十堰の対策のあり方」の検討を先送りにすることなど河川管理上ありえないことです。
したがって国交省は、まず河川整備計画上の対象洪水について第十堰は安全であることを,23号台風の解析結果に基づいて,過去にとらわれず率直に県民にご説明頂きたい。

  以上の点については、多くの県民が疑問に思っているところであり、つきましては5月19日のお約束どおり、速やかに今回の検討方針についての説明会をおこなって頂きたくお願い申し上げます。なお場所は徳島市内において当会が準備いたします。日時は6月中旬までに、お願いいたします。 
以上
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by himenom | 2006-06-02 23:52
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