第十堰のヤナギ伐採へー国交省徳島事務所

 「吉野川第十堰(ぜき)の破損の一因ともされる樹木について、国土交通省徳島河川国道事務所は二十四日、伐採する計画を発表した。

これまで、市民団体が「堰の破損の原因になっている」として伐採を求めてきたが、同事務所は応じてこなかった。NPO法人吉野川みんなの会は「第十堰の保全へ向けて一歩前進」としている。」(徳島新聞1月25日)

けっこうなことである。
住民がヤナギによる石組みの破損を発見して対策を申し入れたのが、2000年4月8日だから、もう5年目になる。当時の建設省(大平所長)は「壊れている」という事実さえ認めなかった。「旧吉野川への分流に支障がでていないから」というのがその理由であった。屁理屈にさえなっていない。

b0050788_1505674.jpgこうして、上堰の歴史的な石組みは壊れるにまかされた。破損はどんどん大きくなり、各所で水道(みずみち)ができた。来年の台風で流失しかねないぎりぎりのところにきていたのである。

今回やっと「青石張りの破損」という事実が認められた。そして「樹木の影響」という原因も「否定できない」と認められた。遅きに失したとはいえ評価したい。ボタンの掛け違いは、事実を事実と認めるところから、直していけるからである。

「みんなで第十堰の樹木を刈りとろう」という企画もするそうだ。これも悪くはない。
むしろ今後思い切って住民管理にすればよい。ヤナギは一度刈ってもまた大きくなるから継続的な刈り取りが必要になるからだ。こういうことには住民は詳しい。
石組みの補修にも住民の協力が欠かせない。地元には石組みの経験者がいるからだ。

第十堰の石畳は住民管理がよく似合うのである。
[PR]
by himenom | 2005-01-26 02:09
<< 北の零年を観た 「第十堰は補修できる」 10日... >>